007 Agent Under Fire
エージェント アンダー ファイア

EA社「007 ナイトファイア」の前作に当たる作品。
残念ながら、日本での発売は無かった。
発売機種はPS2、ゲームキューブ、Xbox。
ゲームの内容は「ナイトファイア」と同じくFPS、レールシューター、車パートと分かれており全12ステージ構成。

主人公のジェームズ・ボンドは横の画像のように、ゲームオリジナルデザイン。何でも歴代ボンド5人の特徴を兼ね備えたデザインにしたそうな。初めて見たときは「ただのオッサン」という印象しか湧かなかったが、プレイしていたらこれはこれで渋くてカッコ良く感じてしまった。
また「ナイトファイア」の前作という事で、ゾーイ・ナイトシェイドもボンドガールとして登場。敵に捕まってばかりで殆んど活躍しませんけどw


肝心のゲーム内容というと、シングルの方は正直良くない出来。車パートは道が複数に分かれていて箱庭感があって面白いものの、FPSパートの爽快感の無さは致命的。敵は弾が命中してもイマイチ反応が薄いし、プレイヤーを見失うと同じ場所をグルグル走るAI、操作性も悪いのでストレスが溜まる。
といっても車パートの面白さや、気にならないレベルのロード時間もあって「ナイトファイア」よりは出来が良いとは思います。

シングルは不満だらけですが、マルチプレイはかなりの面白さです。EA社製の007ゲームの対戦といえば、しがらみの多さでウンザリしますが、この作品だけは設定項目が充実している。
登場武器を個別に選択、移動速度の設定、パワーアップアイテム、ジャンプ力と色々な設定が可能。特に面白いのがガジェットのジェットパック。空中ジャンプが可能なので、ジャンプ力アップと併用すると長時間浮遊できる。64の「ゴールデンアイ」以上の馬鹿ゲー要素を含んでいる。


世間の評価も低いし、EAも小遣い稼ぎ程度に作ったような感じを漂わせているけど、個人的には好きな作品です。PS2用FPSで対戦が面白い物っていったら、これと「タイムスプリッター」シリーズしか思い浮かばないしね。
なにより、この中途半端感がB級好きな自分には堪りません。

まあ興味のある人はプレイしてください。韓国PS2版かアジアXbox版なら日本の本体でも動くし、北米PS2版や北米ゲームキューブ版ならスワップマジックやフリーローダーで起動できます。

参考までにトレイラームービー


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