スマッシュTV

アメリカのウイリアムズ社が1990年に発売したアーケードゲーム。日本では殆んど出回っていないが、移植のスーパーファミコン版、ゲームギア版なら発売されたので、割と馬鹿ゲーorクソゲーレビューサイトで取り上げられる事が多く、知っている人も多いかも。

ゲームのストーリーは、「時は1999年、あらゆる種類のテレビ番組に出尽くして、視聴者はより刺激のある番組を求めていた。そんな時、登場したのがSmash TV。番組の内容はシンプル、賞金目当てのチャレンジャーが襲い掛かってくる敵をひたすら殺戮する。」といった内容。



ゲームの操作はレバー2本を使用し、左のレバーでキャラクターの移動、右のレバーを傾けている方向に弾発射といった方法。武器は通常のショットの他に、3-Way、グレネード、キャノン、ミサイル、といったパワーアップアイテムがある。

このゲームの一番の特徴は敵の多さと残虐性の高さ。四方八方から敵が出てきて、画面上を覆い尽くしてしまう。雑魚キャラは一撃で倒せるし、接近戦しか出来ないが、数が多いので周りを囲まれて殺されるといったパターンになりやすい。
また、パワーアップの武器で倒すと、体が粉々になり肉片へと化す。主人公の方も地雷などを踏んで爆死すれば、目玉が飛び散る等かなり悲惨。


アホで陽気なアメリカの雰囲気が漂ってきてB級臭が強烈にします。
「やられる前にやれ」なテレビ番組自体アメリカ的な発想ですが、「GO!GO!GO!」と熱狂する観客、ブロンド美女2人抱いて「Good Luck!」とか暢気に言ってるMC、クレジット入れたときやアイテム取った時の「BINGO!」という掛け声、等など「お前ら、人が殺されそうなのに何暢気に騒いでんだよ」と思わずツッコミを入れたくなる。

ボスの面々も、1面は巨大なオッサンが乗った戦車、2面は不気味な人面、3面はロボット大蛇、そして最終ステージは巨大MCの乗った戦車と訳の分からない構成になっています。


ゲームそのものは、2面以降単調でだらけてしまう内容です。2面から人間より耐久性やスピードが勝るロボットなどが登場しますが、こればかりだとなかなか倒せないので爽快感が無くなり、かといって弱い人間の数を増やしただけで済ますと、ひたすら倒すだけの内容になってしまい飽きてしまう。
しかも、1コインクリアというのを前提にしたバランスではないので、クリアまでにはかなりのクレジット数を重ねないといけない。

良くも悪くも洋ゲーといった感じで、斬新なんだけど詰めが甘いです。それでも、この馬鹿な雰囲気やゲーム性そのものは好きなので、ちゃんとバランス調整されたリメイクとか出たら嬉しい(もちろん見下ろし型の画面構成)。





移植・スーパーファミコン版



日本で最も知られているであろう「スマッシュTV」
武器はA・B・X・Yで方向を決めるアーケード版と同じような方法。
アーケード版に比べると、同時に出てくる敵の数やグラフィックなどが劣り、ハードの性能の差や容量の少なさを感じるが、
移植そのものは良く出来ており、ゲーム内容は全く問題ない。


移植・ゲームギア版

未プレイ。


移植・Xbox360版

未プレイ。
Xbox Live アーケードで配信されている。多分、アーケード版完全移植だと思う。
公式サイト


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